excelで3次メッシュの代表点を取得する

excelで3次メッシュコードを座標に変換したくて，だいぶ前に考えたものを貼っておきます．A2のセルに3次メッシュコードがあると思ってください．

lat: =MID(A2,1,2)*2/3+MID(A2,5,1)/12+MID(A2,7,1)/120+15/3600

lon: =MID(A2,3,2)+100+MID(A2,6,1)/8+MID(A2,8,1)/80+22.5/3600

よい方法があれば教えてください．

日記

運転中に10本以上のヤマナラシがまとまって生えているアヤシイ場所を発見したので見ると，1本の衰弱した木にフライシャーナガタマムシが集まっていた．時間は13:30頃．鳥取と比較して，しまね県はヤマナラシが少ないように感じる．

ホウネンエビ

ホウネンエビは産地が極限されるように思う．ここは棚田になっているが，不思議なことに周囲の田にはまったく見られなかった．TG-6とすこぶる相性が悪い．

ニホンイシガメ

湯気が立つような水田にニホンイシガメは似合わない．そろそろ中干しで田んぼの生き物たちにとっては厳しい季節となる．環境省RLで準絶滅危惧，島根県には生息地は比較的多いが，河川改修等で縮小しつつあることは間違いない．

ミズカマキリ

アオミドロが繁茂する田んぼにミズカマキリの幼虫が湧いていた．彼らの繁殖には条件があるらしく，数ある田んぼの中で確認したのはここ1枚だけ．他では，日照りが続けば干上がってしまいそうなか細い水路にも多数の幼虫がみられた．いずれの地点もアメリカザリガニはおらず，除草剤は使われていなかった．

シュレーゲルアオガエル

シュレーゲルアオガエルの卵の季節．田んぼの周りの素掘りの水路に3塊ほど産み付けられていた．卵塊の下でイモリが待ち構えて，生まれてきたオタマをばくばく食べるという怖い話を聞いたことがあるが，この水路でもやはりイモリが鎮座していた．自然界はきびしい．

ミゾカクシ

田んぼでミゾカクシの花が咲いていた．キキョウの仲間はよい花を咲かす．

日記

朝から大‪雨．平野部の小河川や水路は軒並み増水．水のたまった休耕田にはアマサギが集まり，浮かんできた虫やクモなどをとっていると思われる様を観察した．この時期に繁殖をするｻﾝｲﾝｺｶﾞﾀは，本来は今日のような大雨による一時的水域で産卵したりするのだろうか．

ミナミメダカ

Oryzias latipes (Temminck & Schlegel, 1846)
美しく立派なミナミメダカ．いわゆる山陰型というものだろうか．身近な魚だが，じっくりと観察すると非常に美しい．特に尾びれがいい．島根県では各地で学校をしている様子を見ることができる．

スズキ

Lateolabrax japonicus (Cuvier, 1828)
圃場の用水路で得られるとは思わなかった．ここの水路は神戸川から直接取水をしているため，堰から迷い込んでしまったのだろう．彼らは海へ帰れるのだろうか．宍道湖七珍の一．小さくてもスズキ顔．

イチョウウキゴケ

Ricciocarpos natans (L.) Corda
水田に浮かぶイチョウウキゴケ．イチョウの葉に似た葉状体がかわいらしい．農薬散布の影響により各地で減少しており，島根県RDB，環境省ともに準絶滅危惧種NTに選定されている．ここではシマゲンゴロウ，コシマゲンゴロウ，ハイイロゲンゴロウ，チビゲンゴロウ，コガムシ，ヒメガムシ，ヤマトゴマフガムシ，キイロヒラタガムシなどの昆虫を確認．周辺の植生をみたところ，除草剤は使用されていない．

サンインコガタスジシマドジョウ

Cobitis minamorii saninensis Nakajima, 2012
斐伊川本流のサンインコガタスジシマドジョウ．ごく浅い岸際のよどみに泥が堆積しており，比較的まとまった個体数が見られた．斐伊川のような大きな河川は，河道内に多様な環境を形成するポテンシャルを持つ．

もち病

椿もち病だろうか．

ジェミニウイルス

なにやらあやしい葉．ジェミニウイルスに感染したヒヨドリバナと教えてもらった．2020年5月初旬に撮影．

見つけて検索！日本のカエル フィールドガイド

2020年4月に文一総合出版より出版された一般向けのカエル本．生体写真やイラストに溢れんばかりのカエル愛を感じる．一見こども向けだが，大人でも楽しめる情報量と思う．ネバタゴガエルの存在を本書で初めて知ったので，個人的に買ってよかった． 双六はけっこう死ぬ．p.14隠岐諸島のカエルはニホンアマガエル，オキタゴガエル，ニホンアカガエル，シュレーゲルアオガエル，ウシガエルの5種となっているが，これは間違いで，ツチガエルも分布している．
余談ですが，しまねRDBにタゴガエルが載っているのが納得いかないので，今春から「しまねタゴガエルmap」の作成を開始しました．車を走らせながら鳴き声を確認します．データが集まってきたら進捗報告をしたいところですが，新型コロナの影響で今春は思うように調査が進みませんでした．

チャルメルソウ

チャルメルソウの花．花弁は5裂．渓谷や滝の下，湿潤な岩盤上に群落を形成する．チャルメルソウ属は地域的に分化しており，山陰地方でみられるのは本種(M. furusei)とコチャルメルソウ(M. pauciflora)．キノコバエが花粉を運ぶことが知られている．

ミツガシワ

ミツガシワ．島根県VU．県下では東部の一部山間の湿地やため池に生育する，とある．全体としては力強く，花は清楚でデリケートな印象を受けた．

ドジョウ

Misgurnus anguillicaudatus (Cantor, 1842)
おなじみのドジョウ．立派な個体に出会えた．
島根県のドジョウは本種のほかニシシマドジョウ，オオシマドジョウ，サンインコガタスジシマドジョウ，チュウガタスジシマドジョウ，イシドジョウが分布する．また，安来市はドジョウを食べることで有名．しまねはドジョウ大国かもしれない．