里山の一景.なんてことなさそうな斜面にオミナエシ,ミヤコグサが咲き乱れている.斜面上部の土地は果樹園として栗などが栽培されており,ここになんてことある要素が隠れていそうだ.まだ活力のある里山の管理された草地でも,土地利用によって植生は大きく変わってくるように思う.例えば,水田の畦畔は現代の草地でもっとも人間活動の影響(草刈り)を受ける草地のひとつと思うが,圃場整備が済んだ新しい水田周辺の植生は,どうしても単調になりがちのようである.これには整備前後の土壌水分量や養分の変化も影響してくるそうだ.果樹園などは,今までもこれからも大きな土地の改変を受けることなく,このように植生が残っていくのかもしれない.
0 件のコメント:
コメントを投稿