ダイセンセダカコブヤハズカミキリの不思議な行動.ゆらぎあ (33): 43.
枯葉を食べるセダカコブヤハズが,野外で生葉の葉柄を後食した観察記録です.コブヤハズが自ら葉柄に噛み傷をつけたのかは,観察できていません.生葉のみを与えて飼育してみると,食べるのかなあと今ふと思いました.過去にコブヤハズがサザンカの生葉を後食した報告がありますが,残念ながら文献を入手できていません.かけだしの頃の投稿なのでタイトルが不本意な感じです.ぱっと見で最低限の内容が伝わらなければなりません.
ハンノキカミキリの黒化個体を採集.ゆらぎあ (33): 43-44.
鳥取市桂見で採集したハンノキカミキリの会合線が黒かった話です(完全に真っ黒,というわけではありませんが悪しからず).鳥取市気多ノ前の個体も同様に黒いことがのちに判明.このあたりの個体群の特徴なのでしょう,これまでのところ,会合線の赤い個体は確認していません(とおもう).気多ノ前では海岸沿いのオオバヤシャブシで発生しています.同様にオオバヤシャブシで発生していた京都府京丹後市の個体は赤かったので,体色は少なくともホストや生息環境によるものではないようです.
鳥取県東部におけるシンジュキノカワガの記録.ゆらぎあ (33): 49.
記録の少なかったシンジュキノカワガの2015年の記録を,低地からブナ帯まで計3例です.うち2例は新鮮な個体です.稀な種ではなくなりつつあるように感じます.
鳥取県東部におけるクロカタビロオサムシの記録.ゆらぎあ (34): 14.
クロカタビロオサムシの記録を3例,共著で報告しました.手元に標本がもう1つありましたが書きそびれたのでここに書きます→公園のナンジャモンジャの花のスイーピングにて,おそらく訪花昆虫を捕食していたもの.
西日本で稀なアカミャクノメイガ,エゾキイロキリガを採集.ゆらぎあ (36): 3-4.
タイトルを勝手に変更されてちっと不本意な感じですが......鳥取市久松山でアカミャクノメイガを,扇ノ山でエゾキイロキリガを県初記録として報告しました.エゾキイロキリガは東中国山地に広く分布しているようで,個体数も少なくないようです.産地はまだまだ見つかるでしょう.久松山の追加調査がなかなか出来ずにいます.
ビャクシンカミキリを鳥取市にて採集.ゆらぎあ (36): 11.
これまで記録のなかったビャクシンカミキリを鳥取市樗谿公園で採集した話です.2019年の春にも探しましたが,確認できていません.追加の発見が待たれます.
ワタナベカレハは鳥取県東部山地で多産する.ゆらぎあ (36): 12-13.
タイトルの通り,ワタナベカレハがたくさんいる話です.共著です.
鳥取県東部におけるヨツボシカミキリの近年の動向.月刊むし (580): 52-53.
全国的に記録の途絶えつつあるヨツボシカミキリが,ここ数年らくだ県東部にてコンスタントに得られています,という報告.オオバエくん主導で,私は採集データの提供のみです(月むデビュー).
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