7/31,エンマコオロギの声を聞いた(備忘録).
2020年7月31日金曜日
2020年7月30日木曜日
日記
おびただしい数のヒメカマキリがコンビニや灯火に飛来した夜が過去に一晩だけあった.もう何年も前の話.写真の一枚も残していない.しかと記録をとっておくべき出来事だったとくやんでいる.同様の観察をされた方はいらっしゃらないだろうか.
2020年7月26日日曜日
ジャコウアゲハ
Atrophaneura alcinous
河川敷のウマノスズクサにはジャコウアゲハの幼虫が多数みられた.この,目に優しくない感じの幼虫に,野外で初めてお目にかかった.
ウマノスズクサという植物が普遍的でないことから,本種はしまねRDBで絶滅危惧II類(VU)に選定されている.レッドデータブックの執筆者は寄主植物を植栽して生息地を増やす試みを推奨しているが,重要なのは,今ある生息地を維持すること.河川事業により消滅した生息地を聞いたことがある.ウマノスズクサは結実することがまれであるらしいため,破壊されれば回復は難しいのかもしれない.
ニシキリギリス
Gampsocleis buergeri
出雲平野のニシキリギリス.今期の初鳴き確認は7/4あたりであった気がする.記録したつもりでいたが筆跡が見当たらなかった.鳴く虫は,どうして世間一般には秋のイメージになっているんでしょう?
2020年7月25日土曜日
日記
しまねレッドデータブックを買いにゴビウスへ.ついでに展示を見ていこうかと思ったが,子連れで賑わっていたのでまた次回.本屋に寄ると,昆虫と自然の水生甲虫類の特集号がなぜか置いてあったので購入.斐伊川水系でライギョを観測した.
2020年7月21日火曜日
日記
むしを採っていると「標本!すごいですね!」という反応をしばしば頂くが,とったさかなはどうするかと尋ねられ,観察して写真を撮るなどして逃がしますと答えると,露骨に頭上に「?」マークを生やされることが多い.
趣味の魚というと釣り,食べる,もしくは飼育がどうしても強いのと,そんなことしてなにが得られるのかという単純な疑問からくるものだと思う.昆虫標本とちがって調査というイメージに結びつきづらいのも一因かもしれない.
2020年7月20日月曜日
カジカ中卵型
Cottus sp.
長いこと探したが,ついに見ることができたカジカ.河口から20 kmほどのぼった地点の,砂礫底の瀬.当歳魚だろうか?長旅してえらい.色彩が非常に美しく,正面顔がまたかわいい.我が家に迎えたい気持ちをぐっとがまんした.
しまねRDBでは「ウツセミカジカ(小卵型・中卵型:両側回遊型)」として準絶滅危惧種(NT).
オオシマドジョウ
Cobitis sp. BIWAE type A
江の川水系のシマドジョウ.島根県のシマドジョウとして,東部の斐伊川水系(神戸川を含む)にニシシマドジョウ,中西部の江の川水系や高津川水系にオオシマドジョウが分布することになっている.前者は尾鰭の上下の黒斑がつながらず,下の班は不明瞭となる個体が多い.対して後者はより大型で,尾鰭の黒斑は上下とも明瞭となり,繋がる個体が多いとされる.地域によっては同一水系に両種が入り乱れ,外部形態での同定は困難との記述もある.大田や三瓶のあたりでどうなっているのか,個人的に気になっているので少しずつ調べたい.
さて,写真の個体を含め当地の個体群は,尾鰭の黒斑はつながらず下が不明瞭となり,ニシシマドジョウのような見た目をしていた.上下が明瞭に繋がった姿ばかりイメージして挑んだため,採集時は戸惑った.地理的にはオオシマドジョウになると思われるため,暫定的にオオシマドジョウとしたが,果たして.最大個体の体長は110 mm程度だった.
これがオオシマドジョウとすると,これで県内産ドジョウは残すところチュウガタスジシマドジョウ1種.
日記
虫とり網を持って野山を駆け回った,川で泳いだり魚をとって食べた,季節の花が景色を彩った,そんな時代を生きて知っている世代がいなくなったら,ひとは自然環境と付き合っていけるのか,最近かんがえている.
豊かな自然は生活の傍にあるのではなく,週末や夏休みに自然公園等へドライブで尋ねるもの,という対象になりつつある.社会の関心の対象もこれにすぼまりつつあることは間違いない.
2020年7月18日土曜日
GISであそぶ
学生時代にほんのすこしかじったQGISを久しぶりにいじった.バックに地理院地図を貼ることができることを知った.
いつもの白地図 → 市区町村シェープファイル
地理院地図を貼ってみる → 地理院タイル
いつもの白地図 → 市区町村シェープファイル
地理院地図を貼ってみる → 地理院タイル
XYZ tiles → 新規タイルとしてURLを入力すればOKです.
明治期の低湿地,全国植生指標データなどが利用可能らしい.すごい.
2020年7月17日金曜日
さかなのなまえ
出雲地方在住の方と魚について話す機会があり,ドンコのことをボッカと呼んでいた.ちなみに,海にもボッカがいて,これはカサゴを指す.ヨシノボリはチョロケンと言うらしい.かわいすぎる.県西部ではギギをセイサクと呼ぶが,松浦清作さんという方が放流したのが始まりだそう(この話をしてくれた人はムギツクと仰っていたが,正しくはギギのことだと思う).
このあたりのリンクで読めます.↓
https://www.pref.shimane.lg.jp/industry/suisan/shinkou/kawa_mizuumi/seibutu/tihoumei.html
http://www.sun-net.jp/~kawagaki/sakana2.htm
http://www.gobius.jp/shimanekkonew/s60.pdf
2020年7月15日水曜日
ツキノワグマ
2020年7月11日,今シーズン2頭目のツキノワグマに会った.路上に古い熊フンのような塊が落ちていたが,まさか目の前に現れるとは.距離にしてほんの2〜3メートル.車に乗っていてよかった.きれいな眼をしていた.島根県RDBでは絶滅危惧I類(CR+EN).貴重な体験.
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チョロケン村へようこそ
中の人:チョロケン村です.2014年から6年間の大学生活を鳥取で過ごし,2020年春から島根県に居を移す.昆虫(カミキリムシ,蛾,水生昆虫など)や魚(特にハゼやどじょう,口が下向きについているコイ科など),植物(草原,湿地,ブナ林)が好きです.山陰,中国山地が好きです.最近の関心...