Atrophaneura alcinous
河川敷のウマノスズクサにはジャコウアゲハの幼虫が多数みられた.この,目に優しくない感じの幼虫に,野外で初めてお目にかかった.
ウマノスズクサという植物が普遍的でないことから,本種はしまねRDBで絶滅危惧II類(VU)に選定されている.レッドデータブックの執筆者は寄主植物を植栽して生息地を増やす試みを推奨しているが,重要なのは,今ある生息地を維持すること.河川事業により消滅した生息地を聞いたことがある.ウマノスズクサは結実することがまれであるらしいため,破壊されれば回復は難しいのかもしれない.
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