2021年9月6日月曜日

Balataea octomaculata


ヤホシホソマダラ.里山の道路脇のちょっとした草地で.2021年9月.


2021年8月31日火曜日

里山百景


里山の一景.なんてことなさそうな斜面にオミナエシ,ミヤコグサが咲き乱れている.斜面上部の土地は果樹園として栗などが栽培されており,ここになんてことある要素が隠れていそうだ.まだ活力のある里山の管理された草地でも,土地利用によって植生は大きく変わってくるように思う.例えば,水田の畦畔は現代の草地でもっとも人間活動の影響(草刈り)を受ける草地のひとつと思うが,圃場整備が済んだ新しい水田周辺の植生は,どうしても単調になりがちのようである.これには整備前後の土壌水分量や養分の変化も影響してくるそうだ.果樹園などは,今までもこれからも大きな土地の改変を受けることなく,このように植生が残っていくのかもしれない.


2021年5月22日土曜日

2021年5月21日金曜日

Menyanthes trifoliata

今年も島根県のミツガシワを見てきた.大好きな植物のひとつ.この世で一番美しい花は何かと聞かれたらミツガシワと答えるかもしれない.


2021年5月20日木曜日

放牧と植生のこと

放牧地がサワオグルマの花畑になっていた.牛がいる区画は緑なので,どうやら休ませている土地でのみ開花している.花は食べられてしまうのだろう.牛を飼いたい.


Cephalanthera falcata

火入れ草原のキンラン.レンゲツツジが多いのはかつての放牧の面影か.キンランは盗掘によりずいぶん減少したとか.


北の原の姫逃池

三瓶北の原の姫逃池.現在,スイレン駆除のため,遮光シートを敷設している.本件は県の自然公園魅力アップ事業に採択されている.応援しています.


Pulsatilla cernua

三瓶北の原のオキナグサ.ゴールデンウィーク中で賑わっていたが,観察する人や撮影をする人は中の人以外に見当たらなず,おかげでじっくり鑑賞することができたが,少し寂しい思いをした.オキナグサは三瓶を代表する植物のひとつだと思う.


2021年5月16日日曜日

Mauremys japonica

ニホンイシガメの肩甲骨.甲長15 cmを超える大型の個体.調査河川にて.


2021年5月15日土曜日

Platambus insolitus

コクロマメゲンゴロウ.交尾器中央片は剛毛があり,湾曲せず,先端は尖る.標高900 m付近の林縁に染み出した細流の中で採集した.採集地での個体数は非常に多かった.本属の交尾器については文一総合出版のゲンゴロウ・ガムシ・ミズスマシハンドブックの写真が見やすくてよい.


2021年5月14日金曜日

日記

夕刻の伯耆大山.ブナ純林は美しい.


Ranatra chinensis

ミズカマキリがオオアメンボを捕らえ,じわじわと水中に引き摺り込む瞬間を観測した.巨体と巨体のぶつかりあい.迫力満点だ.ヒメミズカマキリ(R. unicolor) がアメンボ類を捕食するとの記述はよく目にするが,ミズカマキリもしばしばアメンボ類を餌としているようだ.


2021年5月2日日曜日

琴浦船上山2021春


2021年4月の琴浦船上山の様子.船上山の草原は3年毎に山焼きが行われているが,昨年,今年と山焼きは中止となっている.一部にクリ,ヤマヤナギ,タニウツギ等の木本が2 m以上に生育し,ササの背も高い.登山道の景観維持のためか,もしくは防火帯としてだろうか,登山道沿いのみ人の手で草が刈られており,ススキ帯ができている(写真手前など).景観としても自然環境としても,後世に残していけたらと思う.

蒜山サクラソウ山焼き2021


2021年4月,蒜山サクラソウ自生地の山焼きを手伝わせてもらった.作業内容としては,ジェットシューターを背負い,火消し作業を行う.山焼きが行われていることは以前から知っていたが,初めて参加した.当地は中国地方に残された数少ないサクラソウの自生地であり,過去には一面が朱鷺色に染まるほどのトキソウの群落があったという.ヤチダモも生育している.今後も保全の技術や現場経験を積極的に体得していく必要がある.スキルアップ.

Rhinogobius brunneus


隠岐島後のクロヨシノボリ.ダム湖に流入する細流の淵を覗くとパラダイスだった.陸封個体群.隠岐諸島におけるヨシノボリ類は本種クロヨシノボリと,シマヨシノボリ(R. nagoyae) 2種のみの分布のようだ.


Rana tagoi okiensis


オキタゴガエル.タゴガエル (R. tagoi tagoi) の隠岐諸島亜種.島後および西ノ島に分布する.繁殖期は2~3月で,4~5月にも鳴き声を聞くことのできる本土のタゴガエルと異なり,4月下旬時点で鳴き声を確認できなかった.いずれ鳴き声を聞きに出かけたい.島根県RDB準絶滅危惧種(NT).分布状況もいずれこの目で(耳で)調べてみたい.


Dryophytes japonica


隠岐島後のニホンアマガエル.2021年4月.島後における個体数は非常に多く感じた.雨の夜の路上は本種で賑わっており,自動車の運転は推奨できない.

なお,ニホンアマガエルの学名は Hyla → Dryopytes に変更となっている(日本爬虫両棲類学会. 近年の分類・和名の変更に関する解説記事・文献).

Zhangixalus schlegelii


隠岐島後のシュレーゲルアオガエル.2021年4月.雨の夜だったので,アスファルト上に出てきていた.

隠岐島後の両生類としては,オキサンショウウオ,オキタゴガエルの他,アカハライモリ,ニホンアマガエル,ニホンアカガエル,ツチガエル,シュレーゲルアオガエルが分布する.中の人はニホンアカガエルのみ未見.めざせコンプリート.

ちなみに,シュレーゲルアオガエルを含む日本のアオガエル属は RhacophorusZhangixalus に変更となっている(日本爬虫両棲類学会. 近年の分類・和名の変更に関する解説記事・文献).


2021年2月25日木曜日

ウグイス初鳴き

ウグイスが鳴いていた.2021年2月25日,出雲市上塩冶. 


2021年2月17日水曜日

Hynobius iwami



発声するイワミサンショウウオを激写.水面から顔を伸ばし,クアっと小さく喉を鳴らす.「サンショウウオは鳴く」は一般常識だろうか.中の人は今回の観察で初めて知った.


2021年2月15日月曜日

Mauremys japonica


ぽかぽか陽気に誘われて,ニホンイシガメのベビーが甲羅干しをしていた.


Hynobius sp.


ドンコやアメリカザリガニがうじゃうじゃ待ち構えており,上陸しても周囲は耕作地,という過酷なコンクリート水路.案外こんな場所でも一定数が生き残ることができるのだろうか.


2021年2月9日火曜日

Charadrius alexandrinus


シロチドリ.野鳥素人なので同定はてんでだめだが,目の周りが黄色くない,胸の帯が繋がらない,首輪が背中まで白い,などからシロチドリとした.この日はシギ・チドリを目当てに砂浜を巡ったが,静かな砂浜だった.2021年2月.


2021年2月2日火曜日

世界湿地の日


毎年2月2日は世界湿地の日 (World Wetlands Day) に制定されている.今年,2021年はラムサール条約締結から50年の節目の年でもある.ということで(?),しまねが誇る秘宝,イワミサンショウウオを探しに行った.なかなか雰囲気のある湧水湿地にたどり着くも,アカハラなイモリが4匹という結果だった.狭い水域にこれだけイモリがいれば,サンショウウオの生息はきびしいだろうか.腹の模様を撮影しておきたかったが,やわらかく積もった泥に瞬時に潜り込まれてしまった.


2021年2月1日月曜日

Potamogeton octandrum


ホソバミズヒキモ.過去写真から.非常に雑に撮った写真ですが,むちゃくちゃエモいですね.というのも,当時はホソバミズヒキモという植物を知りませんでした.こんな光景がみられるため池にはなかなか出会えない.


Eophona personata


きれいな羽.イカルと教えてもらった.2020年8月撮影.


2021年1月31日日曜日

気候変動時代の自然環境保全と水防災

オンラインフォーラム:気候変動時代の自然環境保全と水防災

https://www.youtube.com/watch?v=yo9mPIaoXQM&feature=youtu.be (youtubeページに移動)


希少ガンのシンポジウム

希少ガンのシンポジウム

 https://www.youtube.com/watch?v=7eQ9rCozLEI&feature=youtu.be (youtubeページに移動)


Grus vipio


2020年11月20日,マナヅルが市内に来ているとの報を得たので確認に向かった.あの川なら中洲をねぐらにしているだろうと当たりをつけ早朝に現地へ向かうと,予想通りの場所で朝食をとっていた.情報提供者によると「初確認は付近の水田で2020年7月18日.10月にも同地点で確認」.
現在,この河川は改修により,生息地が改変されてしまっている.中州はつぶされてしまった.当人はあまり気にしていない様子だが(写真: 2021年1月30日撮影),多少の配慮があってもよいのでは.
以下,しまねRDBより「島根県:情報不足(DD).環境省:絶滅危惧種II類(VU).定期的な渡来地である鹿児島県などを除けば,本県は比較的渡来が多い県の一つである.渡りの時期に見られることが多く,単独または数羽のことが多い.出雲平野などで,まれに越冬する.」別の知人によると,8年以上前にも当地で確認されているという.インターネット上で検索をすると2006年の新聞記事がヒットした.これは別個体だろうか.


2021年1月27日水曜日

日記

今日は朝からあたたかかった.空高くヒバリが鳴いていた.


2021年1月25日月曜日

Hynobius sp.


卵嚢のすぐ近くの落ち葉がゆらりと動いたのでそっとめくると,保護者の方がいらっしゃった.


Hynobius sp.


サンインサンショウウオの産卵が始まった.2021年1月25日.


2021年1月24日日曜日

神社探訪


 大歳神社.稗原ダムの方へ登って行く道中にある.立派なモミの林に囲まれるが,比較的新しい植林に埋もれつつある印象.二次林や植林に置き換わった周辺の山にもぽつぽつとモミがあり,古くは一帯にモミが多く生育していた様子が伺える.2021年1月.


神社探訪


来阪神社.出雲市天王山キャンプ場の隣にある.町を見下ろす位置にあり,ひっそりとしている.鳥たちの声と一畑電車の音だけが響く.存在感のある古木が多くてよい.2020年12月.

チョロケン村へようこそ

中の人:チョロケン村です.2014年から6年間の大学生活を鳥取で過ごし,2020年春から島根県に居を移す.昆虫(カミキリムシ,蛾,水生昆虫など)や魚(特にハゼやどじょう,口が下向きについているコイ科など),植物(草原,湿地,ブナ林)が好きです.山陰,中国山地が好きです.最近の関心...