全国農業用ため池マップ.生物調査に役立つこと間違いなし.ため池分布の偏りが見えておもしろい.
伊丹市昆虫館・日本チョウ類保全協会共催シンポジウム「絶滅しそうな昆虫を守るために」がオンラインで開催されます. 12月19日(土)13:00〜17:00.参加無料.事前申込.
調査河川にてアマゾントチカガミとホテイアオイの回収を行った.ホテイアオイは調査エリア周辺はすべて回収できたが,アマゾントチカガミは1箇所でこの有り様なので,圧はかけられても根絶は難しいだろう.両種ともホームセンターなどで安価に販売されている点は改善されるべき問題だと思う.
調査河川にてアマゾントチカガミ,アゾラ,ホテイアオイを回収.セイタカアワダチソウ,アメリカセンダングサ,マツヨイグサ類等は抜根および花蕾や種子の回収.タイリクバラタナゴが数百採れたので埋葬.個人の活動に限界を感じる今日このごろ.
お世話になっている地にてオオアレチノギク,セイタカアワダチソウ,アメリカセンダングサ,ベニバナボロギク等の刈り取り,花蕾や種子の回収.法面のほんの一角しか手が回らなかったが半日作業でポリ袋7杯余.以前にどなたかが刈り払った跡があったがしっかり開花結実していた.やはり抜根が必要.結実後の作業ではどうしても刈り取り時の種子の散布を防ぐことができないため,時期を改める必要がある.
タナゴ類の調査をしている河川にて,外来種のタイリクバラタナゴを除き,稚魚が全く見られなかった.大型の立派な個体ばかりどんどん入る.ひょっとすると繁殖がうまくできていないのではないかと懸念.生息地は河川工事が進行し,調査時にオオクチバスやブルーギルを確認した.
あまりに手加減のない色彩をしているため,お初にお目にかかったときは帰化植物の一かと思った.花壇やプランターに咲きそうな見た目である.孫三瓶にて.やや日当たりのいい斜面にぽつぽつと2株のみ確認.
過去に出した報文についてここに書いたが,中国地方のエゾキイロキリガの記録について追記.岡山県における記録として岡山県立森林公園の昆虫目録に載っている.兵庫県から鳥取・岡山の県境にかけては広く分布していることが示唆される.大山でもいずれ見つかるだろう.西中国山地での発見が待たれる.それにしても,本目録はすばらしい力作である.
出雲市の2020年8月の気温・降水量(data: 気象庁).
最高気温36.8℃.最低気温21.6℃.平均気温28.1℃.降水量15.0 mm.
梅雨明け(7月30日ごろ)以降,雨がほとんど降らなかった.記憶の限りでは,夕立は8月11日の一度だけ.
高校時代の数少ない標本の整理に取り掛かっている.実家にて丸6年放置されていたもの.当時の我が家には通販というものが存在しなかったため,標本箱は自作した.がばがばである.カビこそ生えているが,虫害がいっさい発生しなかったのは不幸中の幸い.スキルも経験も持ち合わせない高校生でも自転車を1~2時間走らせれば苦労せず良い虫が採れたので,非常に環境に恵まれていたと思う.
先日,奥出雲町にてライトトラップ観察会が開かれたので,虫のおにいさんをしてきた.クワガタムシ,コガネムシ類(みなカナブンと呼ぶ),オオミズアオ,セミ,ナナフシなどがちびっ子に人気な様子.この体験が今後の糧になればと願う.
クボタマルヒメドロムシ Heterlimnius hasegawai (Nomura, 1958).8月,札幌市にて.キタマルヒメドロムシ属は日本からは2種が知られ,北海道には本種のみ分布する.個体数は多く,大河川から細流まで広く生息するらしいが,土砂降りの中で1頭のみ網に入った.山間を流れる小河川の瀬,礫底,やや付着藻類が多かった.近くにかかる橋の下で雨をしのぎながら採集をしようなんざ当時は思いつきもしなかった.不真面目な展脚に不真面目な撮影でもイイ虫であることが駄々漏れてくる.
8/10朝,市内の植木屋さんの横を通るとクマゼミのプチ合唱が聞こえた.これまで市内での鳴き声の確認は散発的なものであったため,樹木とともに運ばれてきたのではないかと考えられる.同様の観察をしている方はいらっしゃらないだろうか.
中の人:チョロケン村です.2014年から6年間の大学生活を鳥取で過ごし,2020年春から島根県に居を移す.昆虫(カミキリムシ,蛾,水生昆虫など)や魚(特にハゼやどじょう,口が下向きについているコイ科など),植物(草原,湿地,ブナ林)が好きです.山陰,中国山地が好きです.最近の関心...